かつて地域コミュティーに強固に存在していた回覧板。
その回覧板があれば、
昨今の少年少女が犠牲になった痛ましい事件の
いくつかは防げたかもしれません。
隣近所でちょっとした情報を共有し合い、
防災や犯罪の未然の防止に、一定の効果があったと思います。
核家族化が進み、地域コミュニティーの結びつきはかつてより
弱くなりました。
隣近所がある意味監視し合っていたかつての地域コミュニティーも、
きっと良いことばかりではなかったでしょう。
しかし、昨今の頻繁にニュースを騒がす痛ましい少年少女の
殺害事件を見聞きするたびに、
「ああ、回覧板があったらなあ。」と思わざるを得ないのです。
問題は、みなさんもご存知のように、警察は事件が起きてからでない
と取り合ってくれないということです。
まだ何の犯罪も起こしていない人間を、
「子どもによく話しかけるから」という理由だけで
逮捕することは出来ないのです。
警察はこの段階では頼りに出来ません。
しかし、このような事件は、起きてしまってからでは
あまりに遅すぎます。
貴重な命が奪われたり、危機に晒されてしまってからでは、
取り返しが付きません。
従って、私たちが犯罪の未然の防止に、
しっかりと意識を持たなければならないのです。
回覧板、回覧板と申し上げてきましたが、もちろん、
現代の地域コミュニティーには、お隣さんがピンポンを押して
回覧板を持ってくる、旧来の回覧板スタイルはハマらないと思います。
特に都市部では、ご近所付き合いを煩わしく思う人も多いため、
強制的なコミュニケーションは至って不評かもしれません。
しかし、私たちには、アナログな回覧板が出回っていた頃にはなかっ
た、インターネットというソリューションを
持っています。
弊社は、アプリによる回覧板の復活を目指します。
一つでも多くの子どもたちの命を救うために。